クロス・壁紙の豆知識

和室の壁紙は用途・機能・形状で選ぼう!快適おしゃれ和室の作り方

 和室の壁紙は用途・機能・形状で選ぼう!快適おしゃれ和室の作り方

和室の壁紙を選ぶのは非常に難しく、おすすめの壁紙を1枚挙げるということはできません。部屋の用途や形状、雰囲気を参考にして選ぶことが大切です。機能性の違いも重要で、湿度を調整する機能をもった壁紙は、寝室や仏間などに使用すると快適に過ごすことができるようになります。

和室の壁紙を部屋の雰囲気によくあったものにすると、とてもおしゃれで快適な空間をつくることができますよ。このコラムでは、部屋別におすすめする壁紙や壁紙の貼り方などを紹介していますので、参考にしてください。

和室の壁紙を用途と機能から選ぶ

和室の壁紙の選ぶ際には、部屋の用途と機能から考えるとよいです。和室の壁紙にはものによって特徴があるため、その部屋をどういった空間にしたいのかを決めておくことで、適切なものを選べます。ここでははじめに、部屋別におすすめする壁紙について紹介します。

仏間

仏間はお坊さんや親せきなど、さまざまな人の出入りが予想される場所です。仏間に置かれる仏壇やご先祖の遺影などは存在感があるため、壁紙を派手な色や柄入りにすると圧迫感を感じ、部屋を狭く見せてしまうことがあります。仏間の壁紙は、できるだけシンプルでフォーマルな雰囲気の壁紙がおすすめです。

リビングや廊下などがシンプルな白などの淡い色の壁紙であれば、合わせた色の壁紙にしても統一感が出てよいでしょう。和室らしく、砂壁風や土壁風の壁紙を用いるのも、リラックスできる空間を演出することができておすすめです。

また、窓が少ない部屋の場合は、防臭・消臭効果があり、仏具を湿気から守る吸湿効果のある壁紙を使うという選択肢もあります。あまり人の出入りがないときには、部屋の空気が滞ってしまいがちです。湿気は畳や家具のいたみの原因となりますので、吸湿効果がある壁紙のような機能性のあるものを選ぶこともよいでしょう。

寝室

寝室は、リラックスして過ごしたい空間です。それは和室であっても洋室であっても変わりません。限られた人しか出入りしない部屋であることから、華やかさとは切り離して、視覚的に気持ちを落ち着けてくれるといわれる緑色や土色の壁紙をおすすめします。

珪藻土(けいそうど)を使っている土壁風の壁紙は、脱臭効果や湿度を調整する効果があるため、過ごしやすい環境に保ってくれます。

客間

客間は来客時にお客さんを通すことになる、いわば家の顔となる部屋です。従来の和室のように、土や砂の壁と座卓などの和家具で統一感あるスタイルや、柄入りや奇抜な色の壁紙と欧米の家具と組み合わせる「和モダン」というスタイルも人気があります。

趣味に合わせて自分好みの部屋にすることをおすすめします。一部の壁だけ違った壁紙にするなど、客間は自分好みのこだわりの空間をつくることが可能です。

インテリア小物とのバランスが大切

和室のインテリアとして何か置いたり、タンスや座卓といった家具があったりするなら、それらとの関係性も考慮して壁紙は選ぶべきです。掛け軸や骨とう品、花などを飾ったり、さまざまな家具を置いたりする予定なら、それらの色に合った壁紙を選ぶと、よりステキな部屋となるでしょう。

自分で壁紙の組み合わせを考えるのに自信がない場合は、プロに相談することをおすすめします。専門的な視点からご自宅に合う壁紙を一緒に選んでくれるからです。

和室の壁紙を部屋の状態から選ぶ

 和室の壁紙は用途・機能・形状で選ぼう!快適おしゃれ和室の作り方

和室の壁紙を選ぶには、部屋のつくりも考慮しなくてはいけません。ここからは、柱や床の間など、部屋の構造から壁紙の選ぶ方法を紹介します。

柱は見えているか

和室では柱が見えるように設置されているのを「真壁構造」といいます。真壁構造の場合には柱がアクセントとなって、部屋全体に高級感が出ます。より和のテイストを感じやすいため、柄入りや華やかな色よりも塗り壁風などのシンプルな壁紙が映えます。

柱が見えていない「大壁構造」は、洋室と同じようなつくりであるため自由度が高く、和モダン風などさまざまなコーディネートを楽しむことができます。その点、しっかり壁紙を選ばないと、和室ならではの趣がなくなってしまいやすいため注意が必要です。

床の間はあるか

和室に床の間がある場合には、ほかの壁と統一感を出すために同じ壁紙にする方法や、床の間だけを違った趣きの壁紙にして部屋のシンボルとして華やかさを演出する方法が使えます。掛け軸や骨とう品、生け花などがより映えるような壁紙にすると、ひとつグレードが上がった部屋にできることは間違いありません。

壁紙の色合いを変えることで印象的な床の間にできますが、色を変えなくても和紙や織物調などの異なる素材でつくられている壁紙を用いることでも、印象的な空間を演出することは可能です。

部屋は明るいか

和室に障子を用いた場合には、自然光の入る部屋よりも暗くなりやすいです。しかし、障子から入るやわらかな日の光はあたたかみを感じることから、好きな方も多いことでしょう。障子から入る光を楽しみたい場合には、壁紙を白などの明るい色にすると光が反射することで明るい部屋にすることができます。

リビングとつながっているか

和室がリビングとつながっている場合には、リビングの壁紙とそろえると統一感が生まれます。統一感があれば部屋が広く見える効果もあり、開放的な空間になります。さまざまな色を使ってしまうと、それだけで散らかった印象を与えてしまうことがあるため、統一感をもたせることでよりリラックスできる空間を作り出すことが可能です。

和室に壁紙を貼る方法

これまで壁紙の選び方について紹介してきましたが、最後に自分で壁紙を貼る方法について解説します。準備は必要ですが、自分で壁紙の貼り換えができたらお手頃に済ませられますよ。

自分で壁紙を貼る手順

まずは、自分で壁紙を貼るために準備するものを紹介します。以下のものを揃えましょう。

  • ・壁紙
  • ・パテ
  • ・コーキング剤
  • ・マスカー(なければ、レジャーシートや大きなビニール袋数枚とマスキングテープ)
  • ・メジャー
  • ・角ベラ
  • ・ローラー
  • ・なでバケ
  • ・地ベラ
  • ・はさみ
  • ・紙やすり
  • ・ドライバー
  • ・えんぴつ
  • ・脚立
  • ・スポンジ(のり・ローラーバケ・バケツ)

これらの道具をひと通り揃えることができたら、いよいよ作業開始です。手順は以下のとおりになります。

1.壁についているものを外す
コンセントのプレートなど壁に設置してあるものを外します。コンセントのプレートはネジで固定されているだけなので、ドライバーを使って外しましょう。ほかにも、壁掛け時計や棚など、壁に接触しているもの、壁の近くにあるものは可能な限り移動させます。

2.元の壁紙を剥がす
壁紙を貼りたい壁の1面を、囲うように天井から床のほうまでカッターで切れ目をいれます。カッターで壁に切り込みをいれ、そこから剥がしていきます。裏紙は剥がさなくてもいいですが、浮いてきていたら剥がしましょう。

3.パテを塗る
裏紙が剥がれてへこんでしまった部分は、パテを塗って平らにします。パテがかわいたら紙やすりをかけて、平らにしてください。紙やすりの使用中は、乾燥しているパテが粉末状になって宙に舞う場合があります。マスクを着用しておこなうとよいでしょう。

4.壁に線を書く
1面に1枚ではなく、何枚も並べて貼る場合には、壁紙のサイズに合わせて基準線を引きましょう。垂直な線を引くには、タコ糸に5円玉をくくり付けて垂らしたものを用いると、お手軽に線を引くことができます。

5.壁紙をカットする
基準線を書いたとおりに壁紙をカットします。ゴミがついたり色映りをしたりするのを防ぐために、マスカーを床に敷いてから壁紙カットをおこないましょう。マスカーがない場合には、無地のビニール袋やレジャーシートでも代用できます。

6.シールを剥がす・のりを塗る
新しく張る壁紙がシールタイプの場合は、シールのフィルムを外してから、貼りやすいようにシール面同士がつくようにジャバラ状に畳みます。のりを自分で塗るタイプの場合は、壁紙の裏にローラーバケを用いて、のりを広げます。のりを塗ったあとは貼りやすいようにジャバラ状に畳みましょう。

7.壁紙を貼る
まずは、両端を持ち上げてだいたいの位置に貼り付けます。たるみをつけて適当に貼り付けたら、基準線にそって直していきます。徐々になでバケを用いて貼り付けていきましょう。ひと通り貼り終わったら、真ん中から下、真ん中から上をめがけて、なでバケを用いて空気をぬいていきます。

8.余分をカット
角をしっかりと食い込ませて折り目をつけます。余分となった壁紙に地ベラをあてながらカッターで切りましょう。

9.のりを拭く
天井やほかの壁についてしまったのりを、水で濡らして硬くしぼったスポンジを用いて拭き取ります。のりが残っていると変色の原因となるのでしっかり拭き取りましょう。

10.繰り返し
6から9までの手順を、カットした壁紙のぶんだけ繰り返しましょう。

11.つなぎ目をカット
壁紙と壁紙のつなぎ目をカットします。重なり合っている真ん中部分を、地ベラにそってカッターで切ります。切ったぶんは取り除き、ローラーでつなぎ目が目立たないように圧着させましょう。

12.コーキング剤を塗る
壁紙が剥がれないように、つなぎ目をコーキング剤で補強します。仮に、壁紙との間にすき間ができてしまったとしても、コーキング剤を用いて補修が可能です。コーキング剤を塗った場所を指で抑えて伸ばし、水を含ませて硬くしぼったスポンジで拭き取れば完成です。

シワのないように貼るため、大変な労力が必要ですが、材料さえあれば1日でおこなうことができます。しかし、元の壁紙を剥がすところからつなぎ目の処理など、壁紙を張り替える作業は手間が多いです。

また、壁紙ではなく砂壁であった場合には、パテで壁の凹凸をなくし、やすりで平坦にしてから壁紙を貼らなくてはなりません。極めて大変な作業といえます。

自分で壁紙を貼るのは大変だと感じときには、プロに依頼しましょう。壁紙張り替えのプロであれば、手際よく丁寧に作業をおこなってもらうことができます。

業者に壁紙張りを依頼する手順

業者に壁紙張りを依頼する場合には、まずは壁のサイズを確認し、見積りをおこなうことから始まります。見積り後、壁紙の種類を選び、施工日を決めるという流れが一般的です。

壁紙張りは、壁の面積によって作業費が変わってきます。壁紙費用と作業費があわさると1平方メートルほどで、1,000~1,800円ほどが相場となります。大体8畳の部屋であれば54平方メートルほどです。1,000円の壁紙にしたとすると、54,000円ほどが相場となります。

ほかにも、古い壁紙を剥がす作業費や処分費、壁の補修費用などが加算されることがあるので、見積りの際に内訳を確認しておくことが大切です。

業者選びのコツとしては、比較サイトなどで口コミ評価の確認をしたり、業者のホームページを見てみたりするとイメージをつかみやすいです。ひとつの業者に見積りをおこなってもらっても納得いかなかった場合には、ほかの業者にも見積りしてもらい、費用など比較することもおすすめです。

まとめ

和室の壁紙は部屋の使用用途や、雰囲気にあわせて選ぶことが大切であることを解説しました。フォーマルな雰囲気が必要なときと、シックでおしゃれに飾るときで、部屋の用途に合わせて選んでみましょう。

記事内では自分で壁紙を張り替える方法についてもご紹介しましたが、用意する道具も大変多いですし、手順も複雑であるため、難易度は極めて高い作業といえます。自信がない状態で挑戦すると、失敗してしまい、用意した新しい壁紙がダメになってしまったりするおそれもあるため、不安な方はやめておきましょう。

「自分好みの和室にするために、どんな壁紙がいいのかわからない……」「壁紙は用意してみたけど、やっぱり作業は難しそう……」そんな風にお悩みを抱えていらっしゃる方は、プロの張り替え業者に依頼することをおすすめします。プロの目でしっかりと作業してくれるため、よい環境を作り出してくれることは間違いありません。

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